2010年02月08日
オランダ 戦車博物館レポート パンター戦車編
昨年の11月25日にオランダ、オーバールーン戦車博物館へ行って来ました。
以前から実物の装甲車両を見てみたいと考えていたので、夢を実現できて嬉しいです。
お目当ては第二次世界大戦(以降はWWⅡと表記)でドイツ軍主力戦車として活躍したパンター戦車です。
個人的に好きな戦車なのでスペックや簡単な説明文も考えて作ってみました。
パンター戦車は東部戦線で初めて実戦投入された戦車でソ連軍のT34に強い影響を受けて戦車です。戦車の運用方法や戦術で世界的に優れたドイツ軍でしたが、ソ連へ攻め込んだドイツ軍の前に立ちはだかったT34中戦車やKV重戦車に強い衝撃を受け、それらの戦車に対抗できる新型戦車として開発されました。しかしデビュー戦であるクルスク戦「チタデレ作戦」では初期トラブルに悩まされ、多数のパンターが失われました。この時初めてソ連軍に砲火を浴びせたのが最初の生産型であるD型です。この後、D型の初期トラブルを改修したA型がさらに生産されました。最終型のG型ではトラブルはほぼ解消され連合軍よりその高い攻撃力(70口径75mm砲)と当時の戦車としては優秀な機動力(最高速40km/h)と効果的に施された装甲(最大110mm(G型))は高い評価を受けました。ちなみにソ連軍のT34/76は装甲45mm最高速度55km/hでアメリカ軍のM4シャーマンは装甲76mm最高速度38km/hで日本軍の九七式中戦車は装甲25mm最高速度38km/hでした。
写真のパンターは改良型のG型初期生産型になります。
主なスペック
全長8.86m
全幅3.4m
全高2.98m
最大装甲110mm
重量45.5t
最高速度40km/h
航続距離240km
乗員5名:戦車長 砲手 ドライバー 装填手 無線手
生産台数3126両(G型のみ)
戦車博物館のイメージは野ざらしの展示があったのですが、館内で綺麗にレストアされ保管されていました。
一応他にも沢山の車両が展示されており、コツコツ整理してアップしたいと思います。
今回はパンター戦車でお送りしました。
次回は88mm砲とヘッツァーでレポートします。